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SDL TRADOS Technologies社のMassimo Ghislandi氏コムサスに来訪

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木田: SDLトラドス シナジーサーバー導入お疲れ様でした。当初想像していたより大変な作業になりましたね。
湯山: そうですね。サーバーへのアプリケーションのアップグレードとインストールは3月末に完了しましたが、その他諸問題が大方済んだのは5月末でしたから。もっともこの2ヶ月の間には、トラドスのリモート管理機能を使用するために、コムサスのサーバーの構成を変更しなければ

ならなかったので、その時間も含まれていますが・・・
木田: あれこれ含めると2ヶ月という長い時間でしたが、外部のスタッフの方々がトラドスサーバーへリモートでアクセスできるようになったのは、割と早かったですよね。
湯山: はい。稼動の必須事項はある程度クリアされていましたから、アプリケーションのアップグレード後リモートアクセス自体は、意外と早く実現できました。実現は早かったんですが、外部スタッフの方々のフリーランスの設定で色々な問題が発生しました。
木田: おひとりおひとりのサポートが結構大変でしたよねぇ。最終的にはご自分のマシンのバーチャル環境でフリーランスをインストールして皆さんの状況を再現しながらのサポート・・・。任せっきりでした。すみません。
湯山: いえいえ。外部の方々はマシンや使用環境がおひとりおひとりで違いますので、そこが大変でした。
トラブルも色々な形で発生するんですよ。例えば、SDLトラドス2006のインストールが問題なく完了した方もいれば何度やってもうまくいかない方もいました。インストール時にAさんが経験したトラブルは、Bさんのインストールでは起こらなかったけれどまったく別の問題がBさんの環境で発生したといった状況で、しばらく電話やメールでのサポートが続きましたね。トラドスの方々にも随分サポートして頂きました。
木田: でも外部のスタッフの方々は、常におひとりで対応しなければなりませんから、その精神的な負担は大きいです。ソフトウェアが高機能になればなるほど、その扱いは難しく、マシンの知識が少ない方々は大変だと思います。私も最近、あれこれいじくり回すのが怖くなっちゃって・・・(笑)
湯山: 翻訳者はコンピュータのエキスパートじゃないですし、トラドスはあくまでも翻訳支援ツールでしょう。もっとフレンドリーであって欲しいと、今回マッシモ氏にも率直にお話しました。話をきちんと聞いてくださったので、きっと改善してくださると思います。
木田: そうですね。SDLさんの今後の対応に期待しています。弊社のトラドスTMサーバーもまだ一部解決できていない問題が残ってますしネ。
湯山: TM Administratorがリモートで使用できないという部分ですね。ここが実現して初めてコムサスのシナジーサーバーがフル稼働したことになると言えます。
そうした点を除いて、トラドスTMサーバーとマルチタームサーバーは実稼動していますが、どうですか?(右上に続く
木田: トラドスの翻訳ユニットが25万から500万に増えただけで、もう嬉しいです。25万って聞くと随分たくさんあるなぁって思うでしょう。でもよく考えると、8万ユニットレベルのメモリだったら4メモリでもうパンク。ですから実際作業しなければならないプロジェクトを全部リモートサーバー環境にすることができませんでした。そのため、それぞれのメモリは、校正段階に入り、翻訳者が実作業で使用しなくなったところで、即エクスポートして、削除し、次のメモリをアップ・・・なんて離れ業を日常的にやっていました。
湯山: それだけでも管理の負担が減りましたね。
木田: そうなんです。それにマルチタームサーバーも使用できるようになって、コーディネートする時の手間も軽減されています。今までは翻訳対象ファイルや参考の他に、メモリ、マルチタームと提供する材料がてんこもりで、それを手配するのも結構大変でした。
湯山: 今は、対象ファイルと参考を送って、メモリとマルチタームはこの名称のファイルをトラドスサーバーにアクセスして使用してネと伝達すればいい。翻訳者さん達も、自分のマシン内で管理しなくて済みますから、きっと負担が減ったと思います。用語は、変動があっては困るわけですから、一度アップしてしまえば、いつでも使用できるのが一番ですよね。
木田: 集中管理できるというのもいいですね。用語が追加されたり、変更されたりした場合も、中央でマルチタームを直すだけ。情報の伝達もラクになります。メモリも同時アクセスという利点をもっと活用したいと思っています。
湯山: 例えば・・・
木田: 翻訳がある程度仕上がり始めたら、校正者がメモリにアクセスして、読み込んで修正した訳文を登録していく、次に修正された訳文をまだ作業中の翻訳者が取り込むことによって、校正者の修正が統一的に反映されていく・・・

湯山: 修正する部分がどんどん少なくなっていくことによって、出来上がった翻訳がほぼチェック済みと同じになる・・・
木田: それはちょっとオーバーかも知れませんが、そうなるとすごいなと思いますし、そうしたことを実現してみたいとは思います。しかしそれには、かなりの高さのハードルを越えなければなりません。
湯山: ハードルかぁ・・・次回、このコーナーでは、チェックに対する悩みや問題点を題材に、チェッカーから見た翻訳やチェック時の苦労話など、率直な意見を掲載する予定もありますね。
木田: はい。チェッカーからの一方的な意見で終わらせず、コムサスのトラドスサーバー環境に参加してくださる翻訳者、チェッカー、品質管理者、相互の作業に広がりを持たせる一歩になればと思っています。
木田 理恵
弊社代表取締役社長。
湯山 湯山 芳行
弊社システム管理責任者。
プログラマー、システムエンジニア。

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