|
Tradosのバージョン6からマルチタームが完全XML対応になりました。
バージョン5まではシンプルなテキストにすぎず、ビット数も8ビットの対応であったため2バイト文字に不具合が出ることがありました。使用する立場では、シンプルだっただけにそれなりにわかりやすかったかもしれません。
以前のマルチタームのファイルは、次の7ファイルで構成され拡張子.mtwを開けばすぐ使用できました。
(画像はクリックすると大きくなります)
|
XXXXXX.mtw
XXXXXX001.mdf
XXXXXX001.mta
XXXXXX001.mtf
XXXXXX002.mdf
XXXXXX002.mta
XXXXXX002.mtf |
|
|
バージョン6.5の場合は、XMLのファイルが1つと用語集の定義が書き込まれた拡張子.xdtファイルの2つですが、コムサスではこの2つのファイルをさらに、次の段階にインポートしたファイルを支給しています。
|
|
|
というファイルです。
これはマイクロソフトのデータベースソフト、Accessのファイルです。
|
6.5のマルチタームの使用
|
先に説明しましたように、バージョン5までのマルチタームは、マルチタームのアプリケーションを立ち上げてXXXXXX.mtwを開くだけで使用できました。
バージョン6以降は、『TRADOS6.5−マルチターム(用語データベース)の使用手順』で説明するように、支給されたxxx_X.mdbを「外部用語ベース」として登録する必要があります。
xxx_X.mdbを外部用語ベースとして登録すると、xxx_X.mdbを読み込んで新たに別のmxw_X.mdbを作成します。サイズもまったく同じで、mxw_X.mdbのXには登録したクライアントの中で自動的に「連番」の名前が付きます。
Aさんが、Comsus.mdbというデータベースを読み込んで登録したとします。それまでにAさんは2個のデータベースをそれぞれマルチタームとして登録していると、Comsus.mdbは、mxw_3.mdbという名前で作成されます。私はこれを「おばけ」と呼んでいますが、実際にクライアントマシンで動作するのは、こちらの「おばけ」の方です。
これは「外部用語ベース」を削除するまで存在し続けます。
|
支給された元のmdbさえ残しておけば、「おばけ」のファイルはいつでも削除でき、いつでも新たに外部用語ベースとして登録できる。
|
支給されたmdbから「外部用語ベース」の登録をすることで、実稼働するファイルが出来るのですから、支給された元のmdbさえきちんと保存しておけば、いつでも出し入れ自由です。いらなくなったからといって、「おばけ」をエクスプローラから物理的に削除しないでください。システムに情報が残ってしまいます。
登録した用語ベースが必要なくなったとき、また、たくさん登録した用語集が「用語ベースを開く」ダイアログの窓にリストされ、わかりにくいから整理したい場合、登録を解除(削除)できます。下のようにたくさん表示されるとわかりにくいし、間違った用語を選択しないとも限りません。
|
|
次のように処理します。
マルチタームのメニューの「用語ベース」から「用語ベースを削除」を選択します。次のダイアログが表示されます。
|
|
|
ここには、登録された用語ベースがすべて表示されます。削除したい用語集の□にチェックマークを付け、「OK」ボタンを押します。
|
|
|
「はい」を選択します。用語ベースが削除されます。それと同時に「外部用語ベース」で登録した際に自動的に作成されたmxw_X.mdbもシステムから消えているはずです。
|
マルチタームのmdbは個別に格納せず、マルチターム専用のフォルダーを作って格納
|
元になるmdbがあればいつでも出し入れ自由と言うことは、反対にこれまでのようにその用語を使用するファイルと一緒に格納しておく必要がありません。
むしろ、煩雑にならないためにも「MT」専用のフォルダーを作成して、用語集の元のmdbだけをまとめて格納する方法がよいと思います。専用フォルダーに行けば、かならず元になるmdbがある、ということは削除しても、また使用したくなったら、その専用フォルダーに行き使用するmdbを「参照」で選択すればよいわけです。
翻訳のファイルに付帯させていると、同じ仕事に使用する用語集がいくつも作ってしまう可能性があります。用語集はサイズが大きい場合がありますので、無駄に同じファイルを何個も格納してシステムの容量を減らすのは賢いやり方ではないと思います。
「登録」と「削除」を理解し、上手に出し入れし、システムに不要なものを残さないようにするのも、データサイズが大きくなり続けることへの大事な対応だと思います。
|
|
>トラドス
ミニ講座トップへ
|